三菱UFJ、野村の先行き次第では |
○...米国の自動車業界がどう動くかは世界の関心事だ。ビッグ3に対し政府の援助が難しいということになると、単に自動車産業の問題ではなく世界中の産業にも影響を与えることになる。成り行きを見守っているNY株式も大きく値下りすることは間違いないだろう。当然のことながら、東京株式もさらに大きな急落に見舞われるとみるべきだ。
○...金融不安は、ちょっと落ち着きを取り戻したようにも見受けられたが、野村ホールディングス 【株価】の大幅な人員削減から、これまで表面に出なかった問題が、次々と浮かび上がってくると思われる。世界中で多くの労働者が職を失うようになると、この不況はいよいよ本格化してくるだろう。野村が、ついに500円台まで売られてきたが、経営建て直し状況の如何では、年内に400円台の可能性もある。
○...来週は、三菱UFJフィナンシャル・グループ 【株価】の増資払い込みで株価はどう動くかという点も見逃せない。増資を発表した時点では600円前後だったが、払い込み期限が近づくにつれて500円台となり、現在は460円付近まで値下りしてしまった。増資終了で株数も増えるため、400円の維持もいささか心もとなくなってくる。
○...三菱UFJが値下がりすれば三井住友 【株価】も30万円を割り、みずほFG 【株価】も10万円に向かうことになる。今年の暮は金融株にもうひと波乱あって、さらに深刻の度を増すことになるのではないかと予想される。不況の年は、3月危機が常に話題に上るが、どうやら今年は、12月危機が問題になりそうだ。
○...世界金融不安のなかで、意外なところで嵐を避けている業種がある。以前から利回り採算という考えから電力株のナンピン買いが有利と述べてきたが、この電力株のほかに、意外に面白いのが、繊維株だ。いまごろ何故と首をかしげる投資家も多いだろうが、ここ10数年万年不況業種のようにいわれてきた繊維には総てに無駄がない。それでいて歴史もあれば、信用力もある。不動産の手持ちも多い。それでも各銘柄は高値から大きく押している。日清紡 【株価】は今年の高値1449円が560円、クラボウ 【株価】は120円(今年の高値248円)といったぐあい。ダイワボウ 【株価】330円などと、かなりの安値が目立っている。

「欧州の中央銀行が利下げを継続して行うだろうということは、想定の範囲内。ただ下げ幅が大きく、加えて景気回復のために利下げを続けるだろうから、まだ円高は止まらないだろう」(国内証券会社エクイティ情報部)。低金利国・日本で資金調達し、高金利国で運用する円キャリー取引で海外に流れたマネーも国内に逆流、高金利の外債を購入した国内投資家のマネーも引き上げており、続く円高が輸出関連企業を悩ませる。
日経平均株価も年内はもみあいといったところ。「市場は金融危機の影響を脱した感があるが、今は各経済指標の悪材料を受けている」(同氏)好材料が見つからない中、電力やガスといったディフェンシブ銘柄が検討に伸び。東京電力 【株価(9501)】は決して業績が良いと言えないものの、今年10月から続伸。ただしPBR1.54は割高感あり。(週刊ビル経営 三木恵)

円高進行の落ち着きなどから、寄り付きの東京株式市場の日経平均は小幅に反発。前日の米株式市場と欧州株式市場は反落で取引を終えたものの、8000円台を維持している。ただ「買い材料があまりにも少なすぎる」(証券アナリスト)状況も変わらない。「米ビッグスリーの回復の行方も気になるところ」と慎重な姿勢が大勢だ。
IHI子会社の石川島建材工業 【株価】が伸長し、前日比10%以上高い62円。同社は09年3月期連結決算予想で、当期損失を12.80億円に下方修正するなどで、値を下げていた。年初来高値は5月に付けた134円で、「半値以下で割安感が出てきている」(証券アナリスト)。同社はトンネル内部構造材で首位。(高齢者住宅新聞 田邉理友)

「ビッグ3への救済策に対する米政府の決断が遅れています。今後の見通しがつきにくい状況ですね。それに加え、ヨーロッパ主要国による政策金利の引き下げも、経済状況の悪化を逆に表すものであり、市場から見ると不安材料として嫌気されています。日本との金利差が円高圧力になる可能性も拭いきれませんので、今は政策の効果を見守る状態にあります。」(株式評論家 露崎達郎氏)
栗田工業 【株価】に注目したい。グローバルインフラは今後の重要なキーワードだ。オバマの環境政策に対して、環境関連の投資は世界的に増えると予想される。本日2255円。6月19日の年初来高値4370円から48%の値下がりで割安感がある。PBRは1.76。本日80円安。(全国賃貸住宅新聞 國吉真樹)

リーマンショック以降の株価・為替乱高下から落ち着きを見せ始めた東京株式市場。この先は最悪のシナリオが待ち構えているという。「現在の日経平均は商いの少ない中、個人投資家・年金などの公的資金が下支えしている状態ですが、このまま円高が進むと買い手がいなくなり株価急落の可能性があります。日本のGDPの六割が輸出なので為替の影響は膨大。世界規模での利下げ・財政出動で円高は進むでしょう。1ドル90円を割るようであれば、日経平均7000円割れの最悪の展開が見えてきます」(証券ジャパン増田氏)
注目はセブン&アイ 【株価】だ。中間期の営業利益は前年比2.8%増の1480億円。タスポ効果で増益となった他、金融事業が大幅増益。10月に3000円を超えていた株価は現在2835円。PER20.69倍。PBR1.39倍。(ビジネスチャンス 光田耕造)

どれを買ってもことごとく値が下がり、「買う銘柄がない」と嘆くのなら大手医薬銘柄を狙ってはどうか。
「ディフェンシブ」な医薬銘柄も市況の悪さに、大幅な減益発表が重なり各社とも株価を下げている。しかし、「来期は急速に収益が回復する」と医薬セクター担当アナリスト。「円高を追い風に大手はM&Aを進めている。 武田薬品は今年、ベンチャー3社を買収した。会計上、買収分を研究費として計上しなくてはならないため、収益が悪化したように見える。しかし、それは一時的なもの着々と成長の布石を築いている」
武田薬品 【株価】の4560円は利回り3.85%。45%減益見込みが嫌気され1月の高値6740円から値を下げ、10月には4160円の安値をつけた。PERは19倍。(全国賃貸住宅新聞社 米澤剛)

世界経済の要GMは潰せない。しかし素直に救済の方向に向かわないのは何故だろうか。
「結局救済しても経営は苦しいまま。とはいえ潰した場合、市場のショックは計り知れない。融資や社債などの調整を話し合って方向付けをした上で、一旦整理する可能性があるのでは。救済策を出すということは、世界各国の追随も見込まれる。泥舟を救済しても世界経済に後々ツケが回ってくる懸念も大きい」
価格比較サイト運営359000円のカカクコム 【株価】は、こんな時期にしっかりとした動き。12月2日に年初来高値を更新した。消費低迷の時期だからこそ、少しでも安く物を買いたいという需要が高まっている。他にも同様のサイトはあるが、一部上場で知名度の高い同社は、個人が手を出しやすい。(ビジネスチャンス 出井冴)

5日、日経平均は反発で始まるも、上げ幅は限定的。「ビッグスリー破算か」の一報が重くのしかかる。自動車産業の重要性は認識しつつも、米国政府の冷淡さをみるにつけ、「破算」の真実味が増してきている。「GMだけで6兆円の債務がある。公的資金を注入するよりいったん破産させて再建し方が賢明、という考え方が出てきてもおかしくない」(SMBCフレンド証券 中西部長)。来週は8000円を割り込み下値をもう一度探りに行く展開を覚悟しておいた方がよさそうだ。
小売の勝ち組を再評価する流れが到来している。ドン・キホーテ 【株価】の2150円に注目したい。すでに年初来高値に接近しているが、高値を更新してくる可能性も。押し目を狙いたい。(全国賃貸住宅新聞 花谷)