アメリカ発の金融リスク再燃か |
○...7月相場入りは、夏相場の本番というところだが東京はどうもすっきりしない。下値の節目と見られていた13500円を割り込んだことで、嫌なムードが感じられる。3月後半からの下げ過ぎの反動もあって、割安株訂正による買いも入り、6月前半は上昇気流に乗ったと見られたが結局はこれも腰砕け。
○...米国の景気見通しもいまひとつハッキリしない。1年くらい我慢すれば最悪期から脱出はできるだろうといった見方もあるが、原油高、アジアの株安、それにインフレ不安が重なっておりそう簡単に立ち直れるものかどうか疑問だ。過去の暴落相場を振り返ってみても大体2年から3年はかかっている。その意味では、NY株式の場合急落からまだ数カ月だ。そのNYが反発しない限り、東京の反発も期待薄ということになるとかなり反発は先の話になってしまう。
○...目先きの注意点は、アメリカ発の金融リスク再燃だ。7月中旬に米シティバンクの4―6月決算が発表されるが、予想以上の損失を出すとの見方も強まっている。折から、米国の重要な景気指標のひとつとされるミシガン大学消費者信頼感指数は1980年以来の低水準に下っている。東京を取り巻く環境は決して明るい方向ではない。
○...為替市場でもドル安傾向は強い。円が対ドルで1カ月ぶりに105円に上昇しており、日本の輸出産業ものんびり構えてはおれない。自動車や、ハイテク、銀行、鉄鋼株の足は重いとみるのが常識だ。そんななか、僅かな材料として登場してきたのが、洞爺湖サミット関連株だろう。目先き的に買われる銘柄としてはシャープ 【株価(6753)】の1722円、京セラ 【株価(6971)】10000円、三洋電機 【株価(6764)】247円、カネカ 【株価(4118)】723円などがある。三洋は値ごろ感から再建のメドがつけば300円以上は期待できる。
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