手掛り材料乏しい東京市場で |
7日の東京株式市場は売り優勢。平均株価は前日比61円安の2万812円と反落して寄り付いた。前日の米国株市場では利益確定売り圧力が表面化し、NYダウは21ドルの小幅安となった。ナスダック指数も23ポイントの下落だった。これらの流れからシカゴ日経225先物の清算値もう大阪比10円安の2万860円で取引を終えた。為替は1ドル110円近辺の推移と円安水準にあるものの、東京市場は手掛かり材料に乏しく動意に欠いている。
「模様眺めといったところ。懸念材料は、米中貿易問題の今後の展開や、英国のEU離脱問題、中国の景気減速懸念など事欠かない。平均株価も節目の2万1000円を抜け切れなかった。取り敢えずは手仕舞いしておこうというのが投資家心理だろう」(証券アナリスト)
物色するなら米国半導体セクターの上昇を手掛かりにしたい。大型株では東京エレクトロン【株価】(8035)が前日比270円高の1万5865円としっかり。戻りきれていないトーカロ【株価】(3433)は妙味十分。株価は同10円安の931円。19年3月期は過去最高業績を前期に続いて更新する見通しだが、株価は割安圏にある。PERは9.59倍。1年前は1600円台も付けていた。トーメンデバイス【株価】(2737)の2385円も安い。PERは8.11倍。専門商社特有の不人気ぶりは気掛りだが、配当利回り3.77%を楽しみながら戻りを待ちたい。
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