インフレ・原油相場への警戒 |
○...買いたい気持ちはあるものの、なんといっても行手や、周囲に気掛かり材料が多い。せっかく値上りしてもすぐに値下りするのもこのためだ。連日のように発表されるファンダメンタルに振り回される毎日はまだ当分続くだろう。とくに東京に強い影響を与えるNY株式市場は原油相場の動向とインフレ警戒から足が重い。
○...最近は、こんな状況に加えて、アジア各国の株安までが、東京株式を重苦しくしている。米国経済が伸び悩むなか、それではと、アジアの新興国経済に期待していたが、これも総崩れの様相を見せているとあって、東京は手掛りを失ったという感じだ。しかし、それでも、3月の安値にくらべ現在の東京は20%高い水準にある。世界の株式市場から見ると、東京は頼もしい存在という見方もあるが、これはあまり当てにはならない。
○...目先き的には、来月から下半期入りする外人が、新たな感激のもとに買い進んでくるかどうか。金利高から債券相場が安くなり、このため、投機資金は次第に株式市場にシフトされてくるという金融市場の流れに乗って外人に日本株を積極買いしてもらいたいところ。この辺りが夏相場の鍵になりそうだ。
○...戦術的には、業績好調銘柄やインフレに強い銘柄の押し目を拾う一手だ。高値を追わずあくまでも押し目を待ちたい。東芝 【株価(6502)】の871円や野村ホールディングス 【株価(8604)】の1700円、東京電力 【株価(9501)】の2500円台、JAL 【株価(9205)】も230円割れは見逃せない。相場の上下動のなかで、利幅がとりやすい。
○...東洋紡 【株価(3101)】の227円も割安だ。液晶光学用フィルムや高機能樹脂が好調で、今期の売上高は4400億円が見込まれている。古い歴史のある会社で、土地の含みも多い。業績が伸びれば、1株益も19円は期待できる。昨年の高値は402円。
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